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はやし浩司
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最前線の育児論                  

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【オーストラリア旅行】(3)

【4月1日】

●花博覧会(4月1日)

 たまたまメルボルン市で、花博覧会が開かれていた。
今日の目的は、その花博覧会を見ること。

 ボブとデニスが案内してくれた。
ワイフはやや疲れ気味。
私たちはローヤルパレード通りをシティ(町)のほうへ歩き、
そこからトリィニティ・カレッジを通り抜けた。
中世の城を思わせるカレッジである。
このカレッジだけで、ひとつの大学がすっぽりと入ってしまうほど広い。
通りがかった人(教授?)に人数を聞くと、270人の学生と30人の
ポスト・グラジュエイト(修士・博士課程)の学生がいるとのこと。
そう教えてくれた。

 それから一度、大通りに出て、花博覧会に向かう。

●馬車

 花博の会場からは、トラム(市内電車)で、フリンダース駅に向かう。
日本で言えば、新宿のようなところ。
その前に、あの荘厳な、St.ポール大寺院がある。

 4人で入る。
「写真を撮っていいか」と聞くと、売店の女性が「いいです」と言った。
しかし私は撮らなかった。
あまりにも畏れおおい。
その荘厳さに圧倒された。

 大寺院から出たところに、2頭だての馬車が泊まっていた。
さっそく料金を交渉。
4人で100ドルでよいと言った。
加えて20ドルのチップ。
120ドルを渡した。

 御者は気をよくして、街中をあちこち回ってくれた。
私たちは、1時間ほどかけ、ハウスに戻った。

●会食

 夜はデニス君が夕食に招待してくれた。
デニス君の娘が2人と、婚約者が来ていた。
私たちはスキヤキを食べた。

 日本的なスキヤキといった感じだった。
ネギの代わりに、タマネギを使っていた。
焼き豆腐の代わりに、ふつうの豆腐を使っていた。
肉はもちろん赤肉。
霜ふり肉など、このオーストラリアにあるはずもない。

 「日本にスキヤキと同じか?」と、数回聞かれた。
「シミラー(similar=似ている)」と答えた。
「日本のスキヤキに似ている」という意味で、そう言った。

 その席で、デニスの娘のタミーが、「結婚式に来てほしい」と言った。
「いいよ」と答えた。
ハネムーンは、日本へ来るという。
「日本ではぼくがめんどうをみてあげるよ」と言うと、うれしそうに
笑った。

フィアンセの名前は、Luke(ルーク)という。
以前から私は彼のことを、「スカイウォーカー」と呼んでいる。
映画『スターウォーズ』の主人公の名前が、ルーク。
それでそう呼んでいる。

●4月2日

 4月2日、朝早く起きて、サザン・クロス駅に向かう。
昔は「スペンサーSt.駅」と呼んだ。
そこからオーバーランド号に乗って、友人の自宅のあるボーダータウンに
向かう。

 いつ走り出すともわからない列車。
平均時速は85キロとアナウンスされたが、その速度もなかった?。
ノロノロ……というか、ガタンゴトン……といったふう。

 やがて2人の若い男がやってきて、朝食の注文を取りにきた。
私たちは一番値段の高いのを注文した。
高いといっても、12ドル前後。

●メルボルンからジーロンへ

 以前とは列車の走るコースが変わっていた。
以前は一度バララートへ出て、そこからアデレードに向かった。
今は、一度ジーロンまで南下し、そこからアデレードに向かう。
友人の話では1995年に変わったという。
列車の線路幅も、そのとき現在の線路幅になったという。

 ジーロンはこのあたりの工業地帯。
以前は羊毛の輸出港として栄えた。
昨夜日本料理店へ招待してくれたデニス君の生まれ故郷でもある。
途中、ジーロン・グラマー・スクールがある。
デニス君は、その学校に幼稚園児のときから、高校2年生まで通った。
そこで1年飛び級をし、メルボルン大学へ。
修士号を得た後、今はモナーシュ大学で働いている。

 皇太子の娘の「愛子さん」も、一時は、この学校に通うという話が出た。
その話はどうなったのか。

●田園風景

 それからは5時間あまり、単調な田園風景がつづく。
行けども行けども、牧場と穀倉地帯。
4月ということもあって、つまりオーストラリアでは秋ということも
あって、枯れた平原。

 気が遠くなる……というより、ぼんやりと見ていると、眠くなる。
ワイフも、私も、ときどき眠った。

 昼食も同じようにして、とった。
私たちはみな、いちばん値段の高い料理を注文した。

●人間臭さ

 サザン・クロス駅の話に戻る。
日本でいう車掌たちが、自由な服装をしてたがいに話し込んでいた。
日本では見られない光景である。
ワイフは目ざとくそれを見て、こう言った。
「ズボンだけは同じみたい」と。

 私は「何とだらしないことよ」と思った。
が、やがて私の常識のほうがおかしいことを知った。

 車掌は、名簿から私たちの名前を見つけると、楽しそうに話しかけてきた。
それ以後、私たちを見ると、ファーストネームで私たちを呼んでくれた。
が、何と言っても驚いたのは、ジーロン駅でのこと。
オーバーランド号は、20分も早く、ジーロン駅に着いた。
車内アナウンスが、「ここで17人の客を乗せる」と言った。

 列車はしばらくそこに停まった。
曜日によって、市内を回るコースと、郊外の駅を回るコースがちがうらしい。
が、その17人が乗った。
とたん列車が動き出した。
時刻表も、客しだい。

 つまり、それを「自由」という。
日本では、考えられない。

【ボーダータウンにて】

<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/91/0000004091/94/img6b3f3c1fzikbzj.jpeg"
width="800" height="600" alt="オーストラリア3.jpg">

●ジューン

 ボーダータウンには、ボブの母親が迎えに来てくれていた。
今年84歳になるが、シャキシャキとしているのには驚いた。
話し方も、41年前と同じ。
名前をジューンという。
私はいつも「ジューン」と呼んでいる。
5、6年前に、一度、日本へ来てくれたことがある。
そのときは、長野を案内した。

 そのときのこと。
ジューンは日本式(スリッパ型)のトイレの使い方がわからず、苦労した。
楽しい思い出がどっとよみがえってきた。

●1・6エイカー

 ボブの家の敷地は、1・6エイカーもある。
16000平方メートル。
坪数に換算すると、約5000坪。
どんな広さかといっても、文では表現できない。
見たままの広さということになる。

 が、このあたりでは平均的。
「平均的」ということは、平均的。
町の中では、200〜300坪的の家もあるが、郊外へ足を延ばすと、10エイカー
前後の家はいくらでもある。
町の中で中華料理店を開いているT氏の家は、見渡すかぎり、彼の敷地。
その一画を囲んで、自宅の敷地としていた。

 遊びに行くと、裏手に牧場があった。
羊が、30〜40頭、群れをつくっていた。
「あなたの羊か?」と聞くと、「だれかが勝手に草を食べさせている」と。

 ボブの家も。その一角をフェンスで囲み、自宅としている。
「囲む」ということは、日本風に言えば、「垣根」ということになる。
その垣根の中では、芝生がこの時期でも青々と育っている。
家に着くと私は何枚か、写真を撮った。

●物価

 オーストラリアへ来て驚いたのは、物価が高いということ。
自動販売機で買う飲食物にしても、3ドル〜3・5ドル前後。
現在の為替レートで計算しても、240〜290円。
量はやや多いが、だいたい2倍前後とみてよい。
(現在、1オーストラリアドル=94円前後。)

 言い換えると日本円が、それだけ弱いということ。
本来なら、つまり同等になるためには、1ドル=50円前後が妥当。
さたに言い換えると、日本ではその分だけ、「無駄」が多いということ。

 公共施設は立派だが、民家はボロボロ。
オーストラリアでも、ある程度の差はあるが、国の富が一般家庭にまで、
平等に行き渡っている。
それでもオーストラリアの人たちはみな、こう言う。
「オーストラリアも官僚主義的になってきた」と。

 わかりやすく言えば、こういうこと。
本来なら、1本50円前後で買えるはずのジュースを、日本人は120円で
買っている。
税金だか何だか知らないが、無駄な人に無駄な仕事をさせておくために、
そうしている。
そういう矛盾が、こういう国へ来てみると、よくわかる。

●夕食

 夜、ジューンさんが、夕食に招待してくれた。
料理は、ケーキとピザ。
イタリア人の女性も来ていた。
話しは、メルボルンで食べた日本食になった。
それについて話すと、そのイタリア人、名前をサンタと言ったが、
サンタはこう言った。

 「オーストラリアではピザにパイナップルをのせているのには、驚いた」と。
「日本でもパイナップルをのせる」と話すと、「イタリアではのせない」と。
それぞれの国では、それぞれの国の人に舌にあわせて、料理を作り変える。
それはそれでよいことかもしれない。

 なおイタリアでは、「ロメオ&ジュリエット」のことを、「ジュリエッタ&ロミィオ」と
言うのだそうだ。
「オーストラリアへ来て、いろいろなものが、逆になっているのを知って驚いた」と。
ほかにもいろいろな例をあげて、話してくれた。

●豊かさとは何か

 では、1Aドルはいくらくらいが、よいのか?
実生活レベルでみるなら、先にも書いたように、1Aドルは、50円前後。
が、そうはいかないところが、為替。
国力に応じて、為替レートも大きく影響を受ける。

 オーストラリアは言わずと知れた資源国。
国自体がもつ豊かさがちがう。
そのことを思い知らされるのが、住環境。
オーストラリア人は、広い敷地と広い家の中で、伸び伸びと暮らしている。
その豊かさは、オーストラリアへ行ってみるとよくわかる。
わかるというより、ふつうの日本人なら、ふつうでない衝撃を受けるはず。

 が、それだけではない。
労働時間も、また忙しさも、日本のそれとは、まったく異なる。
メイは、ボーダータウンで医師をしている。
3人の医師の長として、診療所(サージャリー)を取り仕切っている。
そのメイは、2週働くと、2週の休暇を取っている。

 ボブの息子のアンドリューは、4週間働くと、2週間の休暇を取っている。
アンドリューは、アデレイドから5000キロ離れた鉱山で働いている。
つまりそのつど、5000キロ(北海道から九州までが、2000キロ)の距離を、
通勤していることになる。
5000キロだぞ!

 ボーダータウンでは、どの店も、ガラ〜ンとしている。
通りに人影を見ることも少ない。
それでも何とか、生活できるらしい。
そういうのを「豊かさ」という。

●原稿

 実は、この数日、原稿を書いていない。
現在は、4月6日。
旅行最終日……というか、午前の便で日本へ帰ることになっている。
時刻は午前3時(南オーストラリア時間)。

 忙しくて、自分の時間がもてなかった。
が、今朝は3時に目が覚めてしまった。
ワイフが時計を読みまちがえた。
あるいは、私が聞きまちがえた。
「6時?」と思って起きたら、3時だった。
今朝は、ワイフのために簡単にアデレード市内の観光をすませ、そのあと空港に
向かう。

●中華料理店

 先にボーダータウンの中華料理店について書いた。
経営者は、45歳になるT氏。
あの天安門事件のときには、北京大学にいた。
そのあとオーストラリアに逃げてきて(?)、しばらくシドニーに住んだという。
ボーダータウンに移り住んだのは、そのあと。

 その中華料理店は、木、金、土、日の4日だけ開いている。
しかも午後4時以後のみ。
それでいて郊外には、日本人の常識では考えられないような大豪邸に住んでいる。
敷地の広さは先にも書いた。
が、家の広さにも度肝を抜かされる。
居間だけでも、日本的に言えば、40畳前後。
どの部屋も、20畳前後。
そういう部屋が、居間を取り囲んで、10室前後もある。

 家全体を遠くから見ると、小さく見えるのは、それだけ天井が高いから。
「どうしてこんないい生活ができるのか?」と思いながら、その一方で、「日本人は
どうしてこんないい生活ができないのか?」と思う。
理由は、あなたの家の近くにある公共施設を見れば、わかるはず。

 いいか、日本人!
私たちは、本来なら、もっとよい生活ができてもよいのだぞ!
税金を安くして、その分のお金を私たち自身に使わせてほしい。
……とまあ、またまた愚痴。
やめよう、こういう話は……。

●老人村

 年金額は、総じて一律、月額15万円前後。
日本のようなインチキ臭い差別は、ない。
満60歳になると、自動的に支給される。
15万円と聞くと、「少ないかな」という印象をもつ。
が、それでちゃんと生活できるしくみが、できあがっている。
そのひとつが、「老人村(Old Man's Village)」。

 ボーダータウンにも、「老人村」というのがある。

 「村」といっても、もちろん日本的な「村」ではない。
ごくふつうの住宅街。
1棟に2家族、もしくは1人ずつが住んでいる。

 で、その村の中には、幼稚園がある。
「老人は幼児が好きだから」と。
また道をはさんで、そのとなりには、日本でいう「特別養護老人ホーム」もある。
歩けなくなったような老人は、そのホームに移り住む。

 「オールド・マン」という言い方は、好きではないが……。

日本的に言えば、「恵まれた環境」ということになる。
が、彼らには、その意識はない。
当たり前のこととして、生活の中にしみこんでいる。
が、何よりも驚くのが、土地の広さ。

 これについては、すでに書いた。
で、そこで考えるのが、「人間の価値」

●人間の価値

 人間の価値は平等とは言う。
しかしそれは概念上の話。
現実は、つねに別の尺度で測られる。
つまり人間の価値は、人間として大切にされているかどうかで決まる。

たとえばティム(ボブの友人)の家を訪れたときのこと。
ティムは、子ども(4歳くらい)を、部屋の中央で入浴させていた。
聞くと、手製のバス(風呂)ということだった。

 幅が、1メートル四方、高さが1メートル30センチほどの箱。
その上部に子ども用のバスタブをはめこみ、その中で入浴させていた。
台も備えつけてあり、何枚かの食器がそこにあった。
たぶんティムの子どもは風呂に入りながら、食事をしたのだろう。
つまりそういうのを「価値」という。

 その「価値」と比べると、日本人がもつ人間的な価値は、残念ながら低い。
人間として、大切にされていない……というより、大切なものを、大切でないと
思い込み、一方、大切でないものを、大切と思い込んでいる。
結果として、人間の価値を低めている。

●広大な土地

 オーストラリアへ来たら、広大な土地を楽しむのがよい。
楽しみ方は、さまざまだろう。
しかしそれを楽しむのがよい。

 行けども行けども、牧場、農地……。
まばらに点在する羊や牛の群れ。
ときどき馬も見える。

 残念ながら今回は、野生のカンガルーを見ることはできなかった。
そのかわり自然公園で、美しい鳥を見ることができた。

 で、その楽しみ方だが、ぼんやりとそれをながめる。
私のばあいは、そうしている。
そのうちウトウトと眠くなるが、それはそれで構わない。
それだけで心が洗われる。

 偏頭痛もちの私だが、オーストラリアを出発してから今日まで、偏頭痛は
一度も起きていない。
「心を洗う」というのは、そういうことをいう。

●独立心

 オーストラリア人がもつ独立心には、驚く。
親子でも、「つながり」は太いが、まるで他人。
そういうつきあい方をする。

 アデレードには、友人の母親もついてきたが、みな、別々のホテル。
息子や娘の住む家もあるが、そこには泊まらない。
息子や娘も、親を泊めようという意識さえない。
日本人の私には、何とも殺伐とした親子関係に見える。
が、それがオーストラリア人の生き様ということになる。

 「日本では、親子がいっしょに住むことが多い。
三世代、四世代住宅というものある」と話すと、みな、驚いていた。

●観光地

 いくつかの観光地も回った。
しかし私には、街の中の店を見て回るほうが、楽しい。
わけのわからない店を見つけるたびに、それがどんな店かを聞いた。
それが楽しい。

 ただ、どの店も、ガラ〜ンとしている。
客の姿など、めったに見ない。
メルボルンでも、ボーダータウンでも、またアデレードでも、そうだ。
日本風に言えば、「よくやっていけるな」となる。

 わずかな客を相手に、太々(「細々」ではない)と暮らしている。
「ラッキーカントリー」とはよく言ったもの。
穴さえ掘れば、彼らは生きていくことができる。
国中、鉱物資源だらけ。

●韓国製

 現在、オーストラリア第一の貿易相手国は、中国になっている。
数年前に、日本は追い抜かれた。
中国の巨大資本の進出も目立つ。
その日本のあとを、韓国が追い上げている。
それが現在の、オーストラリアということになる。

 「日本は何をしているのだ!」と叫びたくなるほどの、体たらく。
日本は「馬力」そのものを失ってしまった。
が、これだけは言える。

 日本人は、とくに日本の若者たちは、今に見る日本の繁栄は、永遠のものと
思い込んでいるかもしれない。
食料にしても、天から降ってくるもの、と。
しかし今に、日本の「円」は紙くずになる。
すでにここ数日、その徴候が現れてきている。
へたをすれば、国家破綻(デフォルト)。

 では、どうするか?
日本は「人材」で勝負するしかない。
それを支えるのは、教育しかない。
そういう現実、つまり教育の重要性がまるでわかっていない。

●日本の教育

 今の日本は、「たくましい子ども」を育てる構造になっていない。
まわりを見ても、キバを抜かれた、おとなしい子どもばかり。
むしろ腕白で、自己主張のはげしい子どもを、避ける傾向にある。
親たちの間でも、嫌われる。

 が、日本を一歩出れば、そこは海千山千の世界。
そんな連中を相手に、これからの日本人は、どう戦っていくというのか。

 で、韓国製の話。
今、韓国は、「この時」とばかり、日本の追い落としにかかっている。
竹島(独島) に、放射能見地装置を設置したり、放射能漏れを韓国政府に
通知しなかったと怒ってみせたり……。
あのトヨタのプリウス問題のときは、韓国紙はこう書いていた。
「こんなチャンスは、いつまでもつづくはずがない」と。
日本が外国で叩かれるたびに、彼らはそれを「チャンス」ととらえる。

 で、このホテルのテレビは、ヒュンダイ製(韓国)、大型クーラーは、LG(韓国)。
駐車場には、まだ少数派だが、ヒュンダイ(韓国)の車も目につく。

 日本はこういう現実を、もっと知るべき。
知った上で、教育論を組み立ててるべき。


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●大地震のあとに……放射能汚染+富士山爆発!!

++++++++++++++++++

この数日、すっかり調子が狂ってしまった。
一日中、テレビを見ている。
ラジオを聞いている。
原稿は、ほとんど書いていない。
書きたいと思うテーマが、思い浮かんでこない。
頭の中に、モヤがかかったよう。
自分がバカになってしまった(?)。

今は、原子力発電所の事故が心配。
足下をすくわれるような不安感。
先の見えない不安感。
放射能汚染は、この先、何十年もつづく。
農産物にも、壊滅的な被害をもたらす。
もちろん人体への影響も心配される。
が、そんなことを考えていると、思考が
堂々巡りしてしまう。

++++++++++++++++++++

●放射能汚染+富士山爆発

すでに外国では、被爆者のニュースが飛び交っている。

『……被災地で活動しているオーストラリアとニュージーランドの救援隊員4名が、軽度
の被ばくをしていたことが16日わかりました。
 オーストラリアのギラード首相によりますと、軽度の被ばくをした救援隊員2名は16
日朝、乗っていたヘリコプターの回転翼に氷が付着するなどしたため、福島第一原子力発
電所からおよそ40キロ離れた空港に着陸しましたが、その後の検査で、履いていた靴か
ら低レベルの放射性物質が検出されたということです』(TBSーiNews)と。

仙台市に住んでいた外国人留学生たちは、つぎつぎと仙台市を離れているという(同)。
きわめて常識的な行動である
すでに福島第一原発から約20キロの距離にある地点で、平常値の6600倍にあたる放
射能が検出されている(3月16日・JiJicom)。

『……文部科学省は16日、福島第1原発から約20キロの距離にあり、住民に屋内退避
指示が出されている福島県浪江町周辺で、1時間当たり195〜330マイクロシーベル
トの放射線量を観測したと発表した。最大で平常値の約6600倍に当たる高い数値で、
同省は政府の災害対策本部に報告した』(3/16Jiji.com)。

昨日、今日は、まだよい。
風が陸から海に向かって吹いている。
しかしいつ何時、風が北から南に吹くようになるかもしれない。
そうなれば、つぎは東京があぶない。
……というより、大パニック。

『……放射性物質の拡散で最も注意すべきなのは風向きだ」……。大阪大学の近藤明准教
授(大気汚染環境学)はこう解説する。東京都市大学の松本哲男教授(原子力学)による
と、キセノンやクリプトンなどの放射性物質は気体のまま大気中を漂う。ヨードなどは大
気中のチリや微粒子にくっついて飛散する……』(日本経済新聞)と。

が、さらにこんな心配なことも。
富士山の爆発が誘発されるかもしれないという。
Yahoo・Newsは、つぎのように伝える。

『…… 静岡県東部で震度6強を観測した15日深夜の地震は、11日の東日本大震災を
もたらした巨大地震で誘発された可能性が大きい。震源付近では巨大地震の直後から箱根
で群発地震が起きており、富士山の火山活動の活発化を懸念する声も出始めた。マグニチ
ュード(M)9・0という巨大エネルギーの"余波"が日本列島を揺さぶっている』と。

富士山が爆発すれば、日本の大動脈は、完全に断たれる。
その深刻さは、今回の地震の比ではない。

……書いても書いても、出てくるのは、愚痴ばかり。
頭の中に、ストレス性の脳内ホルモンが充満している。
それが私を、ゆううつにする。


Hiroshi Hayashi+++++++March. 2011++++++はやし浩司・林浩司

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/4255532084/" title="●BLOGタ
イトル最前線の子育て論byはやし浩司 by bwhayashibw, on Flickr"><img
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★Fight Back!(1)

+++++++++++++++++++

今朝は6時半前に目を覚ました。
ラジオにスイッチを入れると、地震関連のニュース。
しばらくしてからラジオ体操。
あの調子のよい音楽が流れてきた。

ラジオを聞くのは久しぶり。
ラジオ体操をするのは、さらに久しぶり。

私はそれに合わせて、ふとんの中で体操。

……ふとんの中でも、ラジオ体操はできる。
足を伸ばしたり、体をひねったり……。
しばらくすると、ワイフが怒った。
これは予想どおり。
「まだ、寝てるんだから、静かにしてよ……」と。

しかたないので、起きた。
起きて、ウォーキングマシンに。
このところ毎朝、30分、それをすることにしている。
寒い朝には、これがいちばん。
30分もしていると、全身に汗をかく。
ジワーッと汗をかく。

が、このところ、運動にも力が入る。
運動量もふやす。
昨日も、1時間かけて、町まで歩いた。

負けてたまるか!
ここでくじけて、たまるか!
どうだ!
これこそまさに団塊世代の心意気!

ははは。
この日本は、我ら団塊の世代ががんばっている間は、
だいじょうぶ!
日本は、沈没など、しない!

+++++++++++++++++++

●消えた商品

 今、ショッピングセンターの棚から商品が消えた。
最初は米、つぎにトイレットペーパー……。
今は、どこへ行っても、ガラ〜ンとしている。

 それを見る若い人たちは、パニックになるかもしれない。
事実、パニックになった。
しかし心配は、無用。
私たちが子どものころは、どこもそうだった。
みな、そうだった。
当時は、モノがないのは、当たり前。
卵にしても、果物にしても、1個売り、1個買いが当たり前だった。

 当たり前だったから、飢餓感はなかった。
窮乏感もなかった。
むしろかわいそうなのは、そういう貧困時代を知らない、若い世代。
モノがあるのが、当たり前。
そんな時代しか、知らない。

 トイレにしてもそうだ。
私たちの時代には、ボットン便所が標準。
私などは、はじめてアパートに移り住んだとき、こう思った。
「やっと我が家も、水洗トイレになった」と。

つまり私たちはそういう「喜び」を無数に重ねながら、生きてきた。
だから逆に、こう思うことが多い。
「こんなことでいいのか?」と。
つまり今の若い人たちは、そこにある「現実」を、あまりにも見失っている。
その「現実」が、今、戻ってきた(?)。

●天災

 私は昭和22年生まれ。
1947年。
戦後直後の、団塊世代第1号。
戦後生まれだから知らないが、あの戦争では、300万人もの日本人が死んだ。
同じく300万人の外国人が死んだ。

 いや、こんなことを書くからといって、今度の天災など何でもないと言っている
のではない。
「私でなくてよかった」などとも思っているのでもない。
むしろ逆。

ほんの少し生まれる時代がずれていたら、私がその戦争で死んでいた。
ほんの少し生まれる場所がずれていたら、私が今度の天災で死んでいた。
60年も生きていると、他人の死も、自分の死も、同じ。
区別できない。
そういう前提で、私はこう言う。
今度の天災など、何でもない。
私たち日本人は、それを乗り越えることができる。

 ただ腹立たしいことはある。
あの東京電力の社員たち。
社員というより、幹部たち。
自分たちは奥の院にひっこんでしまっている。
会見に出てこない。

 その一方で、かわいそうなのは、若い社員たち。
いつも毎回4人前後の社員が出てくる。
肩を寄せ合いながら、ボソボソと何かをしゃべっている。
何を言っているかさえ、よく聞き取れない。
あ〜あ!
私がその場にいる記者なら、こう叫ぶ。

「おい、ちゃんと責任者を出せ!」
「お前たちのようなザコでは話にならない。責任者を呼んでこい!」と。

 まあ、愚痴はこれくらいにして、今日も一日、楽しくがんばろう!
日本は、これしきのことでは、くじけない。
くじけてはいけない。
そういうパワーが、結局は、被災地のみなさんへの最大のエールとなる。

 みなさん、いっしょに、がんばろう!

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司


【BW教室・2011−3−17】(子どもたちの元気と活力+笑い)
  大震災より1週間目(はやし浩司 2011−03−17)


日本は、子どもたちを見るかぎり、心配なし!
そんなエネルギーを、このビデオを通して感じてください!











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HOP STEP 子育てJUMP
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新しい試みです。
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子育て・あいうえお(1)……
子育て・あいうえお(2)……
子育て・あいうえお(3)……
子育て・Q&A……
ここが子育て最前線……

……●


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誠司とともに、満6歳(2008年8月)

「ファミリス」より転載(静岡県教育員会・学校向け発行雑誌)

●月刊「ファミリス」2011年3月号より、Q&A by はやし浩司 「ファミリス」のお申し込みは、静岡県内……各学校の担任の先生まで、 それ以外の方は、静岡教育出版社……電話 054−281−8870 定価 300円(月額) ●BLOGタイトル最前線の子育て論byはやし浩司 img131 img132 img133 img134 Hiroshi Hayashi+++++++JAN. 2011++++++はやし浩司・林浩司 読みづらいときは、画面上で、ダブルクリックしてみてください! img084 img085 img086 img087 img088 img089 img090 img091 img092 img093 img108 img109 img119 img120 ●子育て相談  雑誌「ファミリス](2010年7月号〜)より転載。 小さくて読みにくいときは、左ダブルクリックしてみてください。 img067 img068 img069 img070 img071 img072 img073 img074 img082 img083

BW教室からのご案内

●生徒さんを募集しています。
 一度、お子さんといっしょに、
 見学に、おいでになりません
 か。

●見学は、452−8039(浜松)
 まで。(常時留守番電話にな
 っています。)

詳しい内容は……

BW教室への見学
の申し込みは……●

説明会・見学会は、3月に
予定しています。また連絡します。


BW教室の案内書……●
(ダウンロードにしばらく時間が
かかることがあります。)
BWの飛び級について……●


今年度も、順調に、新学年が始まりました!(08年4月撮影・金・第3クラス)



BW教室へのお申し込みは……










【BW教室】公開教室、2010年10月号……●
お子さんといっしょに、ご覧ください!

【BW幼児教室】byはやし浩司 今日は、幼児クラスで、(1)筆算、(2)三角形の面積、(3)100を超える数を、 教えてみました。 結果は、ご覧の通り。 「幼児に筆算!」と、驚かれる人は、(疑問に感じられる人も)、まずこのYOUTUBE をじっくりと見てほしい。 その上で批評してほしい。 子どもたちの笑い声+可能性に着目してほしい。




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