K-7
はやし浩司
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☆☆☆☆ 子育て最前線でがんばる、お父さん、お母さんのための、育児マガジン ☆☆☆☆
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2011年5月2日現在
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                  浜松市    はやし浩司 

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最前線の育児論                  

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【新小学1年生に足し算の種まき】

++++++++++++++++++++

繰り上がりのある足し算を学習するのは、
ずっと先ですが、この時期に、簡単に
種まきをしておくと、そのときがきたとき、
スムーズに繰り上がりのある足し算を理解
してくれます。

今回は、その種まきをしてみました。
2011年4月21日、新小1クラスで。

BW教室のみなさんは、復習のつもりで
家庭でご覧いただくと、よいかと思います。

++++++++++++++++++++












2011/04/22
Hiroshi Hayashi+++++++April. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【幼児と楽しもう+笑おう、1、2、3!】(5歳児クラス)byはやし浩司

<a href="http://www.flickr.com/photos/86343436@N00/4255532084/" title="●BLOGタ
イトル最前線の子育て論byはやし浩司 by bwhayashibw, on Flickr"><img
src="http://farm5.static.flickr.com/4006/4255532084_4e04cf5858_o.jpg" width="500"
height="250" alt="●BLOGタイトル最前線の子育て論byはやし浩司" /></a>

●4月からの、新5歳児クラス

++++++++++++++++

日本は元気です。
そんな元気を、このビデオを通して、
みなさんにお伝えしたいです。

今日のテーマは、「子どもといっしょに
楽しもう、幼児教室」です。
今回は、テンポを速くし、子どもたちの
頭を熱くすることを考え、指導しました。
この4月に年長児になったばかりの、
満5歳児のみなさんです。

いろいろと誤解の多い幼児教室ですが、
このビデオを通して、その誤解を
解いてくださればうれしいです。

どうすれば子どもが伸びやかになるか、
そのヒントを、このビデオの中に織り込み
ました。

++++++++++++++++

BW幼児教室(BW子どもクラブ)
by
はやし浩司

Hiroshi Hayashi
Hamamatsu
Japan

April 22nd 2011

++++++++++++++++

●(あいうえお、発音、平仮名は楽しい)

(1)




(2)




(3)




(4)



●さらに見てくださる方は……

「はやし浩司」を検索→「はやし浩司の最前線の子育て論・メインHP」→「BW公開教
室」へ。
どうぞ、おいでください!


Hiroshi Hayashi+++++++April. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【非日常的な現実の中で……】

●原発事故(4月23日)(慣れが油断を誘う。それが怖い。)

++++++++++++++++++

毎朝、パソコンを立ち上げると、
真っ先に見るのが、原発ニュース。
「今日は、だいじょうぶか?」と。

で、今朝は、こんな記事が載っていた。
いわく「……内閣府原子力安全委員会は23日、
東京電力福島第一原子力発電所から大気中に
放出された放射性物質の量が、放出量が落ち着いた
今月上旬の時点でも、1日あたり154テラ・ベクレル
(1テラは1兆)に達していたことを明らかにした」
(読売新聞・4月23日)と。

154テラ・ベクレル?

154テラ・ベクレルとは何か?
ついでにシーベルトとは何か。

「MEMORVA・HP」では、つぎのように
説明している。

++++++++++ベクレルとシーベルト++++++++++++

ベクレルは1秒当たりで定義されている単位ですが、換算されたシーベルト値は
体内に取り込んだ放射性物質が体内に存在している間に人体に影響を及ぼすと
思われる線量。

線量の積分期間は、作業者および成人の一般公衆で50年、子どもでは摂取した
年齢から70歳まで。

摂取した放射性物質は時間とともに減少し、減少する早さは放射性物質の
種類により異なります(半減期を参照)。

+++++++++++++++++++++++++++++++++

あちこちのサイトを、流し読みしてみた。
しかしイマイチ、どうもよくわからない。
154テラ・ベクレルというのは、
ものすごい数字らしい……ということまでは、
わかる。
しかしその程度。
どの程度、ものすごいかまではわからない。

内閣府原子力安全委員会は、つぎのように
述べている。

『放出量はあくまでも推計で、誤差や変動も大きいと考えられる。
原発周辺での空間線量は徐々に下がっていて、ただちに健康に影響を
及ぼす線量ではない』(同)と。

ア〜ア、ここでいつもの決まり文句。
「ただちに健康に影響を及ぼす線量ではない」と。

「ただちに〜〜ない」というのであれば、いつなのか?
いつ影響を及ぼすようになるのか。

++++++++++++++++++

●ベクレルとシーベルト

 が、ここでくじけてはいけない。
「わからない」では、すまされない。

 東北電力のHPは、つぎのように説明している。

『放射線による人体への影響度合いを表す単位を「シーベルト(Sv)」、
放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル(Bq)」といいます。

放射性物質にはさまざまな種類があり、放射性物質によって、放出される
放射線の種類やエネルギーの大きさが異なるため、これにより人体が受ける
影響は異なります。

このため、放射線が人体に与える影響は、放射性物質の
放射能量(ベクレル)の大小を比較するのではなく、放射線の種類やエネルギー
の大きさ、放射線を受ける身体の部位なども考慮した数値(シーベルト)で
比較する必要があります』(以上、東北電力HPより)と。

 少しわかってきたぞ。

●シーベルト……人体への影響の度合いを表す単位。
●ベクレル……放射性物質が放射線を出す能力を表す単位。

 放射性物質、放射能、放射線……。
私たちはこれらの言葉を、混同して使っている。
が、正しくは、「放射性物質が漏れると、放射能による放射線が心配される」
(某サイト)ということらしい。

 つまり同じ放射性物質といっても、それから発する放射線の種類はさまざま。
半減期もさまざま。
放射能量(ベクレル)が多いからといって、そのままそれが人体への影響に
比例するというわけではない。
だからベクレルをシーベルトに、単純に換算することはできない。
(その反対もできない。)

 で、最初の命題。

154テラ・ベクレルという放射能量は、多いのか、少ないのか?

●チェルノブイリ

 (この間、20分ほど)

 ……先のところを書いたあと、チェルノブイリ事故についての記事を読んだ。
ウィキペディア百科事典の「原子力発電所事故」(「チェルノブイリ」で検索)
が、もっとも詳しいのではないか。

 それによると、ミスと無知が重なり、4号機が爆発。
およそ10トンもの放射性物質が、空中へ散ったという。
その結果、放射性物質が北東部を中心に、約300キロまで飛散。
北東部のロシア連邦へは、約650キロまで飛散。

<IMG SRC="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/91/0000004091/71/imgd4a5f8e4zik6zj.gif
"
width="698" height="558" alt="チェルノブイリの原発事故と放射性物質の拡散">

 同心円状に飛散したというよりは、スポット的に飛散したらしい。
(とくに放射性物質の降下量の多い地点を、「スポット」と呼ぶ。)
今回の福島第一原発がかかえる放射性物質は、チェルノブイリ発電所の量とは、
比較にならない。
つまり福島第一原発の方が、はるかに多い。

 仮にもし福島第一原発の原子炉が、一機でも爆発すれば、万事休す。
もうだれにも手がつけられなくなる。
つぎつぎと原子炉は爆発。
放射性物質は風に乗り、100キロ単位で、日本中を覆う。
「20キロ」とか、「30キロ」とか、そんな範囲の話ではない。
それこそ半径500〜600キロ以内には、人はだれも住めなくなる。

 で、154テラ・ベクレル。

 が、問題は「量」ではない。
すでに放射性物質が外に漏れ出ているという事実。
チェルノブイリでもそうだが、25年たった今でも、危険はそのまま。
石棺で覆ったというが、その石棺そのものが老朽化し、危険度は増しているという。
つまりこの日本でも、この先、何十年も、放射性物質は漏れつづける。

●「ただちに健康に影響を及ぼす線量ではない」

 とても残念なことだが、原子力保安院や東京電力、さらにはNHKテレビなどで
コメントを述べる科学者たちの言葉を、私は信用していない。
ウソは言わないが、本当のことも言わない。
その言葉のひとつが、これ。

「ただちに健康に影響を及ぼす線量ではない」。

 「ただちに」とは、どういうことか。
「健康に影響を及ぼす」とは、どういうことか。

 よくX線写真を撮影するときの放射線量と比較した話が出る。
事故直後、つぎのように言っていた解説者がいた(NHK)。
「1時間、その場で放射線を浴びたとしても、胸のレントゲン1枚分です」とか何とか。

 1時間で1枚?
ということは、1日で24枚?
1年間で、8760枚!

 たとえ1年間でも、8760枚もX線写真を撮影すれば、その人はどうなるか?
ものごとは、常識で考えてみたらよい。
つまりこの種の、ウソというか、ごまかしが多い。
注意深く聞いていないと、そのまま騙(だま)されてしまう。

 「ただちに」影響があるような量とは、いったい、どれほどの量をいうのか。
このばあい、「影響」とは、「火傷(やけど)」、もしくは「死」を意味するのか。
だったら、「ただちに死ぬことはありません」とか、そういう言い方をすればよい。
「徐々に、2年以内に死にます」でもよい。

 そう言えばみな、何も「国」に言われなくても、自ら避難していく。

●日々に薄れていく緊張感

 原発事故も怖いが、それ以上に怖いのが、「慣れ」。
すでに多くの人は、原発事故が片づいたかのように錯覚している。
今夜あたりも、バラエティ番組が復活している。
あるテレビ番組は、ニューハーフを特集していた。
男性が化粧と女装で、美しい(?)女性に変身する。

 こうした慣れが、油断を生む。
その油断がこわい。
が、事実として、福島第一原発の問題は、何も解決していない。
(何も解決していないぞ!)
毎日の報道を注意深く読んでみるとわかるが、むしろ状況は悪化している。

 そこでもっとも危惧されるているのが、原子炉の爆発。

 それを起こさないよう、現場の作業員の人たちは目下、懸命な作業を繰り返している。
めったなことはないと信じたいが、油断も予断も許されない。
いつ何時、「想定外」のことが起こるか、わからない。
余震にしても、完全に収まったわけではない。
むしろ震源域は、西へ、西へと移りつつある。
今や東京ー静岡が危ない!

 だから私たちは、今から心構えだけは、しっかりともつ。
何が起きても動じないだけの心構えである。
準備と言ってもよい。
「想定外のことは起きないだろう」という前提ではなく、「起きるかもしれない」という
前提で、心の準備をする。

 そのとき、どうするか?
私なら、どうするか?
あなたなら、どうするか?

 それを常に考えておく。
私が心配するのは、その緊張感が薄れたとき。
そのとき、ここに書いたように、油断が生まれる。
チェルノブイリでの原発事故も、そうして起きた。

●不気味

 某週刊誌によれば、現場の作業員の人たちにしても、精神的、肉体的に、すでに
限界にきているという。
決死の覚悟で、作業に当たっているという。
そうだろうと思う。
たいへんな作業だろうと思う。
現場の人たちには、本当に頭がさがる。
ときどき申し訳ない気持ちになることさえある。

どうか、どうか、がんばってほしい。
日本の将来のために、がんばってほしい。

 で、私たちは私たちで、改めてここで、たるみ始めた緊張感を、もう一度、引き
締めなおそうではないか。
それがとりもなおさず、現場で作業している人たちへの、力強いエールとなる。

 それにしても「1日あたり154テラ・ベクレル」というのは、どの程度の
放射線量をいうのか。
それがはっきりわからないだけに、不気味。
不安。
心配。
相手が相手だけに、どうとらえたらよいのか、その見当もつかない。
2011/04/23

(付記)

 政府は、「増税」で、復興資金を捻出しようとしている。
しかしそんなことをすれば、弱り目に祟(たた)り目。
そうでなくても日本経済は、薄氷の上を歩くような綱渡りを強いられていた。
そこへもってきて震災、大津波、さらには原発事故とつづいた。
日本経済は大打撃を受けた。

 今や農業、水産業……それにつづいて観光業……。
ついでに工業までおかしくなってきた。
こんな状況で増税したら、どうなる?
バカも休み休み、言え。
私のようなド素人でも、この程度のことはわかる。

 大切なのは、歳出のカット。
公務員の給料大幅カット、公務員年金の大幅カット。
20%前後のカットは、当たり前。
そこで浮いた分を、復興費に回す。
(この際、年金の信頼性など、どうでもよい。
年金の信頼性など、とっくの昔に崩れている!)

 今や日本中が、青息吐息。
つい数か月前、一泊3500円(朝食付き)で泊まれるビジネスホテルに
驚いた。
「たったの3500円で泊まれる!」と。
市内でも有数のビジネスホテル(KR荘)である。
が、昨日、ネットで調べたら、それが2800円になっていた。
700円のプライス・ダウン。
20%のプライス・ダウン。

 ここで増税したら、それこそ今度は、経済災害。
この私だって、やる気をなくす。
みんな、やる気をなくす。
やる気をなくすだけではない。
いいか、そのあと待っているのは、デフォルトだぞ。
国家破綻だぞ。
公務員の給料も、年金も払えなくなるのだぞ。
わかっているのか!


Hiroshi Hayashi+++++++April. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●改めて、浜松祭り中止について考えてみる(浜松市民、もの言わぬ従順な民)

+++++++++++++++++

浜松まつり本部の会長が、
鈴木康友氏?
浜松市長?
どうして?
どうして祭りの
会長が市長なのか?
市民の祭りまで、市長に
管理されているのか?

+++++++++++++++++

●中止になった浜松まつり(祭り)

 浜松まつり本部(浜松市役所内、観光交流課)は、去る3月18日、今年度の
浜松祭りの中止を決定した。

鈴木康友浜松市長名で出された通達には、いくつかの理由が並んでいる。
通達の一部を抜粋する。

+++++++++++以下、中止通達の一部++++++++++++

 ……こうした状況のなか、参加自治会の代表である浜松まつり本部総務部会を開催した
ところ、一部には、「例年同様にやりたい」、「規模縮小で開催」という意見もあったものの、
多くは、「開催しても参加を辞退する」、「初家からも辞退申し出がある」、「中途半端なまつ
りはやるべきではない」、「どちらにしても皆が足並みを揃えるべきだ」などの意見が出さ
れ、まつりの性格上制限をかけたまつり開催が難しいことを含め、地域を挙げて初子を祝
うという一体感が身上である「浜松まつり」の運営が事実上困難であると判断し、開催し
ないほうがよいとの結論に達しました。

あわせて、例年、多くの関係機関のご協力のもと、まつりの安全運営に努めてまいりまし
たが、交通規制・雑踏警備・救急搬送などまつり開催時に例年同様の対応について依頼す
ることが難しいと想定されます。

これらのことから、浜松まつり本部を構成する4団体で協議し、3月18日に「浜松まつ
り行事すべてを中止する」ことを決定させていただきました。

3月19日からの連休中に本格的なまつり準備を進める自治会も多いことから急遽、記者
発表させていただいた次第です。

+++++++++++以上、中止通達の一部++++++++++++

●祭り

 祭りなどというものは、やりたい人が、やりたいときに、やればよい。
やりたくない人は、やらなくてもよい。
それが原点。
全員参加が望ましいが、しかしかならずしも、それにこだわる必要はない。
つまり祭りというのは、庶民レベルから、庶民のエネルギーが結集して生まれるもの。
江戸時代という封建時代ならともかくも、「お上(かみ)」うんぬんが、口を
出すべきことではない。

 よい例が、官製祭り。
浜松市も、ほぼ10年ごとにいろいろな祭りを企画し、何とか軌道に乗せようとして
きた。
が、官製祭りは、ことごとく失敗している。
最初の数年はもりあがるものの、その後衰退、消滅。

 世界の祭りを見てみろ。
北朝鮮のような国もある。
あの国では、祭りも含めて、庶民の活動は、すべて統制されている。
一方、オーストラリアのような国もある。
あの国では、祭りも含めて、庶民の活動は、すべて庶民が主体となって推し進める。
役人が口を出すのは、つぎのつぎ。
ふつうは、口を出さない。

●安全運営?

 通達をよく読んでほしい。
浜松祭りは、つまりは役人の「ご都合主義」によって、中止された。
安全確保がむずかしいとか、何とか。
いわく「……交通規制・雑踏警備・救急搬送などまつり開催時に
例年同様の対応について依頼することが難しいと想定されます……」と。
 
 ここに出てくる「安全運営」という言葉。
その言葉に注目してほしい。

この言葉ひとつで、浜松祭りは、キバを抜かれてしまった。
「祭り」というよりは、「管理行事」。
何から何まで、管理、管理、また管理。
今では、祭りに出るにも、有料のワッペンが必要。
練り(祭りの行進)に参加するのにも、提灯が必携品。
そのほか定められたルールを数え上げたら、キリがない。

 結果、浜松祭りは、どうなったか?

 私が浜松へ来たころの祭りは、おもしろかった。
迫力もあった。
けが人も続出したが、喧嘩とけがは、祭りのつきもの。
それがあるから、「祭り」。

また練りにしても、ゲリラ隊というものもあった。
それぞれのグループが、好き勝手に、浜松市内を練った。
私は、よそ者ということもあって、町内の祭りには参加できなかった。
毎年ゲリラ隊のほうで、祭りに参加した。
結構それが、おもしろかった。
今からちょうど40年前のことである。

●自己責任

 話はそれるが、「自己責任」という言葉がある。
が、私たち日本人は、何か問題が起きると、すぐ「国が……」「国が……」という。
世界でも類を見ないほど、「国」に対する依存性の強い国民と考えてよい。

 たとえばアメリカでは、崖っぷちを走る道路にさえ、ガードレールはない。
オーストラリアでも、ガードレールはめったに、見かけない。
「事故を起こすのは、あなたの勝手」と。
「自己責任」のルールが、徹底している。
こんなことがあった。

 アメリカ大陸を縦断して、ミズリー川という、とてつもなく大きな川が流れている。
あの川は、数年おきくらいに氾濫し、大洪水を引き起こしている。
私がたまたまアメリカへ行ったときも、そうだった(2001年・9・11事件の
あった年)。
で、私が「どうして護岸工事をしないのか?」と聞くと、市の福祉課(アーカンソー州・
リトルロック市)に勤めていたS氏がこう話してくれた。

 「ミズリー川の護岸工事には、莫大な費用がかかる。
そんな護岸工事にお金をかけるくらいなら、洪水で流された家を、建てなおしてやった
ほうが安くつく。
それに護岸工事をすれば、自然の景観を壊してしまう」と。

 洪水で流される家の持ち主にしても、流されたからといって、文句を言わない。
最初から、そういうものと割り切っている。
洪水だけではない。
ハリケーンや竜巻にしても、そうだ。

●中止、反対 

 想定外の(?)大震災、それにつづく大洪水。
東北地方の人たちは、たいへんな被害を被った。
それは事実だが、だからといって、浜松祭りを中止するのは、どうか。
私は浜松市が祭りの中止を発表した翌日の3月19日朝に、こんな原稿を書いた。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●Fight Back (2)【浜松祭り・中止反対!】

+++++++++++++++++

2011年3月19日。

Fight Back (2)。

元気な町が、元気を失ってはいけない。
元気な町まで、沈んではいけない。
元気な町は、さらに元気を出す。
さらにがんばる。
この先、この日本を支えていくのは、
元気な町。
つまり、浜松!
この浜松市!
その元気を見て、ほかの町もがんばる。
ほかの県もがんばる。
それを見て、日本もがんばる。

運命はある。
あるが、最後の最後のところで、ふんばる。
ふんばるところに、生きる意味がある。
価値がある。
運命に負けてはいけない。
運命を恐れてはいけない。
恐れたとたん、運命は、キバをむいて、
私たちに襲いかかってくる。
運命というのは、そういうもの。

今が、そのとき。
さあ、ふんばろう。
浜松のみなさん、がんばろう。
被災地のみなさんに、こう言って、エールを
送ろう。
日本は、まだまだだいじょうぶ!
私たちががんばって、復興資金を作る。
その資金で立ちなおる。
東北の都市を、すべて、再興させる。
放射能で汚染された土地は、すべて取り除く。
新しい土をそこに敷く。
米を作る。
再び、福島米を食べる。
岩手米を食べる。
その日まで、私たちは負けない。
さあ、ファイト・バック!

++++++++++++++++++

●浜松の人たちへ

 何も浜松が津波の被害を受けたわけではない。
悲惨な天災だったが、何も私たちまで意気消沈することはない。
仮に福島第一原発が爆発しても、浜松はだいじょうぶ。
距離にして、約500キロ。
多少の放射線量はあがることはあっても、そこまで。
人体に被害が及ぶことはない。

 大切なことは、そういう地域に住む私たちまで、負けてはいけないということ。
私たちがここでがんばらなくて、だれががんばる?

●浜松祭りをしよう!

 ただ残念なことは、今朝の新聞によれば、あの「浜松祭り」が、中止になったこと。
どうして?
こういうときにこそ、祭りをやって、元気な日本を示すべき。
暗く沈んだ気持ちを吹き飛ばすべき。
「祭り」は、そのためのもの。
規模の縮小はやむをえない。
質素にやるのは、当然。

しかし私たちは、あの大凧にこう書く。
子どもの名前ではない。
こう書く。

「被災地のみなさん、がんばれ!」
「浜松はがんばっている!」
「日本は、負けない!」
「日本の元気は、浜松から!」
「日本は、浜松から復興させてみる!」と。

 SUZUKIもHONDAもYAMAHAも、みんな浜松から生まれた。
豊田佐吉も浜松で生まれた。
今の日本を支えているのは、私たち、浜松人!
これからも日本を支えていくのは、私たち、浜松人!

 浜松は現役。
こんな程度の災害でへこたれない。
簡単に、日本を沈没させてたまるか!

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●行きすぎた自粛への批判

 その後、4月に入ってから、「行きすぎた自粛」に対する批判の声があがってきた。
政府からだけではない。
被災地の人たちからも、あがってきた。
当然のことである。
逆の立場で考えてみればよい。

 繰り返しになるが、今の日本に必要なのは、「元気」。
いろいろな意見はあるだろう。
が、それ以上に今回、私が気になったのは、「もの言わぬ従順な民」。
通達では、「浜松まつり本部を構成する4団体で協議し……」うんぬんとある。

 ある程度の自粛は、しかたない。
内容の変更も、しかたない。
しかしやり方は、いろいろある。
ワッペンの料金をあげ、その分を、復興資金として寄付する。
そんな意見も、多い。
凧に「東北地方のみなさん、がんばれ!」と書くのもよい。
あるいは東北地方の人たちを、招待するのもよい。

通達にある、『地域を挙げて初子を祝うという一体感が身上である「浜松まつり」……』
というのは、ただの口実。
百歩譲って、だからといって、それがどうして「中止」につながるのか?
もしその精神を大切にするなら、初子を祝ってやればよい。
初子を祝うために、凧をあげてやればよい。
祭りを中止するということは、初子を祝わないということになる。
この矛盾を、どう考えるのか?

●投稿記事より

 「浜松祭り中止」で検索してみた。
ほとんどが、「反対」の意見。
中には被災地の方から、「中止しないでほしい」という意見もあった。
最初の2ページまでの中から、いくつかを拾ってみる。

★何でもかんでも中止は安易な選択ではないでしょうか???(静岡道楽日記さんのBL
OG)

静岡市民なのにハマゾーブログをやっている者として驚いたのが「浜松祭りの中止」です。
「ブルータスよ、おまえもか!」の心境です。4月最初の静岡祭は見るための比較的新し
い祭ですから仕方ない面もありますが、伝統的であり、浜松市民の文化でもあり、地域コ
ミニィティの核である浜松祭りの中止は安易で楽な選択ではないかと、浜松市民でない私
でも思ってしまいます。

★浜松まつりが中止になりました。(みんカラさんのBLOGより)
何でも自粛すれば良いのでしょうか?
それで被災地に何のメッセージが送れるのでしょうか?
つまらない批判を恐れての事としかおもえません。
浜松市長は当初、各地区の判断に任せると仰ったと聞きました。
それが本当であるならば失望したとしか言いようがありません。
各地区の判断に任せるなど、後に各地区間でのシコリが発生する可能性があることを平気
で口にするなど正気の沙汰とは思えず。当然、無難な方向へ流れるでしょう。
ここは市長自らが率先して浜松祭りを支援に利用してしまえば良いと思います。多くの人
が集まる浜松祭り。そこで、支援を訴えればと考えるのは浅はかでしょうか?
いずれ起こるとされる東海地震。おそらく浜松でも多くの人が被災されるでしょう。被災
者となった時のことをイメージすると、どんな形で募った支援であれ有難いものだと思う
でしょう。
プロ野球のセリーグの開幕日程問題とは質的に異なるでしょう。あちらは現状の電力事情
などを考慮すると、開幕には疑問があります。
ただ、何でもかんでも自粛自粛という風潮は違和感があり…

★浜松まつり 中止 が決定されましたね。(ウエスタンパブ駅馬車さんのBLOGより)

昨日は落ち着いて書ける自信が無かったんで、一日おいて書いてます。
まず、オイラのスタンスは、「 中止反対! 」です。
東日本大震災の被災者の方々には、心からお見舞い申し上げます。
この気持ちに嘘偽りはありません。
ただ、大震災の発生を受け、浜松まつりが中止というのが、納得できません。
被災者の方がいらっしゃるのに、お祭りなんて...という気持ちも分かります。
でも、それが本当に被災者の方の為になるのでしょうか?
被災地で必要なことは、同情ではなくて、支援ですよね。
支援をするには、被災地以外の地域が正常な状態である必要があります。

現在の浜松が正常な経済状況でしょうか?
他地域よりも不況からの脱却が遅れ、未だに苦しんでいます。

●官僚国家

 祭りまで、「お上」に管理されている。
この事実を、もう少し私たちは深刻に考えてよいのではないか。
「公僕意識」というのは、「市民が先にあって、役人があと」という意識をいう。
が、今、公僕意識をもっている役人は、いない。
いないことは、役人自身が、いちばんよく知っている。
言うなれば、江戸時代の「侍意識」が、そのまま残っている。
さらに言えば、日本という国は、奈良時代の昔から官僚主義国家。
その「主義」が、日本人の骨のズイにまで、しみこんでいる。

 浜松祭り中止についての賛否両論よりも、私はこうした庶民にとっての
重大事が、いとも簡単に、かつすばやく決定されることのほうに、驚いた。

 この日本に「自由」はあるのか。
尾崎豊が歌った『卒業』の中には、「しくまれた自由」という言葉が出てくる。
私たちはその「しくまれた自由」を自由と思い込んでいるだけ。
「いいのか、日本!」と叫んだところで、この話はおしまい。

 今さら、何を言っても、遅い!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 浜松祭り中止反対 浜松祭り 中止 反対)



【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【バッド・モーニング(Bad Morning)】

●山荘にて(4月23日)

 昨夜遅く、この山荘にやってきた。
午後10時ごろだったか?
よく覚えていない。
着いてからしばらく、お茶を飲んだりした。
軽い食事もした。
が、そのあと、はげしい睡魔に襲われた。
そのまま就寝。

 今朝は、午前5時起き。
今、時刻は、午前5時25分。
いつもならウォーキングマシンで、運動をする。
が、この山荘には、ない。

 居間でパソコンを立ち上げ、メールを開く。
データ端末機(USB接続)を購入した。
こんなところでも、自由にネットにつながる。

 便利。
楽しい。

●悪夢

 久々に悪夢で目が覚めた。
どこかの国の、どこかの通り。
今にして思えば、昔のキングスクロス(シドニー)の
一角ではなかったか。
あるいはタイのバンコック?
あやしげな店がずらりと並んでいた。
薄暗いネオンサインと、これまたあやしげな男や女たち。

 その一角にあるホテルに私は泊まっていた。
が、私、ひとりだけ。

 ここから先は、いつものパターン。
飛行機に乗る時刻が迫っていた。
が、部屋の中は散乱していて、足の踏み場もない。
中央には大きな旅行バック。

 私は通りへ出た。
そこは古い校舎の中のようになっていた。
窓のない壁だけの廊下。
ドアだけが、いくつか並んでいた。
そのひとつを開けると、4〜50人の生徒がいた。
中学の同級生だった。
私はどうやら修学旅行で、ここへ来ているらしい。
みな、荷物を片付け、出発の準備をしている。

 ハラハラ、ドキドキ……。
「早く、出発の用意をしなければ……」と。
私はそこで目を覚ました。
同時に、ワイフの寝息が、横から聞こえてきた。
私は、ワイフにしがみついた。

●睡眠時無呼吸症候群(SAS)

 これはあくまでも私の推察。
その瞬間、つまり私が悪夢を見る、その瞬間、私は
睡眠時無呼吸症候群に襲われているのではないか(?)。
友人の1人も、その病気。
毎夜、空気マスク(CPAP)をつけて、眠っている。

 今、こうして思い出してみると、結構長い夢だった
ような気がする。
が、実際には、数十秒程度。
その数十秒の間、私は無呼吸状態にあった。
悪夢から覚めたとき、ハーハーと深い息を繰り返すのは、
そのため(?)。

 悪夢を見るから、呼吸が止まるのか。
呼吸が止まるから、悪夢を見るのか。

●雨

 山荘はこれからベスト・シーズンを迎える。
すでにあちこちの木々は、若芽を吹き出している。
淡い色の若芽。

 ……たった今、屋根を打つ雨の音が聞こえてきた。
パラパラ、ザーッ、と。
こんなときは、小鳥もさえずらない。
いつもならウグイスの声が、真っ先に聞こえるはずなのだが……。

●今日の目標

 今日の目標は、書斎の模様替え。
夏モードにする。
つまり私は、こうして年に2度、書斎の模様替えをする。
冬モードから夏モードに。
夏モードから冬モードに。

 が、今回は、座椅子式の書斎から、椅子+デスク式の
書斎に模様替えする。
昨日、近くの家具屋で、椅子とデスクを見定めてきた。
それを買い、それを並べる。

 で、もうひとつしなければならないことがある。
今まで使ってきた、有料のHPサービス会社から、
突然、サービス停止の連絡が入った。
「5月25日をもって、サービスを停止します」と。
理由のひとつとして、3・11震災のことが書いてあった。

 今日中に、どこかの無料HPサービスへ、いくつかの
HPを移動しなければならない。
が、これが結構、めんどう。
HPどうしが、有機的にあちこちのHPとつながっている。
からんだ糸をほぐすように、それらをすべて一度、つなぎ
なおさなければならない。

 それともうひとつ。
10年以上、電子マガジンを発行してきた、E社の
経営が、行き詰ったらしい。
6月以後は、有料になるとか。
つまり電子マガジンを発行するのも、有料になる。
月額3000円。

 一応「継続」の返事を書いておいた。
今まで無料で世話になった。
その礼の気持ちもあった。

 ……ということで、この世界も、目下、激動中。

●諜報部員

 昨夜のこと。
眠かったこともあるが、何も考えられなくなった。
「ボケたみたい……」とワイフに話しかけると、
ワイフも横でウトリ、ウトリ……。

 「おい、もう寝ようか?」と声をかけると、
ワイフが突然、こんなことを言い出した。
「ねえ、あのSさん(オーストラリア人)、
仕事は何をしているのかしら?」と。

 私も気にはなっていた。
が、薄々は感じていた。
しかし聞いたことがない。
もちろんS氏も、話さない。

 S氏は、オーストラリア人だが、日本語は
もちろん、フランス語もドイツ語もペラペラ。
マンドリン(広東語)も話せるから、東南アジアでも、
不自由はない。
1〜2年ごとに世界中を、飛び回っている。
旅行というよりは、飛び回っている。

 「うん、あいつねエ……。
ひょっとしたら、諜報部員だよ」と。

●インド人のM君

 そのときM君(インド人)は、ニューデリーの
A国大使館に勤務していた。
そのM君から突然、電話があり、東京まで会いに
行ったことがある。

 新宿の、当時できたばかりの高層ホテルで会った。
そこでのこと。
M君は服を脱いで、それをベッドの上に投げた。
その瞬間、私の心臓が冷えた。

「何だ、そのピストルは!」と。

 M君は、胸のホルスターにピストルをぶらさげていた。
が、M君は、「それがどうした?」というような顔。
私たちがサイフをしまうように、ピストルをどこかへ
しまった。

 そのときの話を、ワイフが思い出した。
「日本には、そういう人はいないの?」と。

●内閣情報調査室(CIRO)

 日本国も、諜報活動をしている。
つまりスパイは、いる。
それを取り仕切っているのが、内閣情報調査室。
ただ敗戦国ということもあって、アメリカやイギリス、
ロシアや中国のように、派手ではない。
現地人を雇って、合法的に情報を仕入れる。
日本のばあい、諜報活動といっても、その程度。
(……私はそう聞いている。)

 一方イギリスには、諜報専門学校というのもある。
同級生の中には、メルボルン大学を卒業したあと、
その学校に進んだ者もいる。
P君といって、仲のよい友人だった。

 だからというわけでもないが、私は諜報部員と
聞いても驚かない。
世界中に、うようよといる。
活動の仕方は、さまざまだが、うようよといる。
数年前に亡くなったが、R氏もその1人だった。

一応、英語教師という肩書きだったが、
日本で英語を教えたという実績はない。
しかし自由に日本とアメリカの間を行き来していた。
その間に、数か月単位で、世界中を飛び回っていた。

 10年ほどつきあったあと、「君はCIA部員か?」と
聞くと、肯定も否定もしなかった。
「君の思いたいように、思え」と。

●CIA vs CAI

 実は、この話には、こんなエピソードがある。

 浜松に、CAI(CIAではない)という会社がある。
コンピュータのソフトを制作している会社である。

 その会社の依頼で、私がいくつかの原案を提供した。
原稿を袋につめて、その袋に、「CAI」と書いた。
たまたまその場に、R氏がいた。
「CAI」という文字を見て、R氏は、敏感に反応した。
それで私も、ピンときた。
「君はCIA部員か?」と聞いたのは、そのときのことだった。

●産業スパイ

 政府機関直属のスパイは別として、産業スパイとなると、
それこそこの浜松市にも、ゾロゾロといる。
義兄がこんな話をしてくれた。

 義兄は日本を代表する、某楽器メーカーに勤務していた。
そのときのこと。

 ある日、上司から、「今度韓国から、研修生が来るから、
めんどうをみるように」という指示を受けた。
「研修生」というから、若い学生を予想していた。
が、会うとみな、30代の、屈強な体つきの男たち。
日本語もうまい。

 で、ある夕方のこと。
研修生の1人と事務所で話をしていると、突然、
何かの設計図を見たいと言い出した。
そこで義兄が軽く、「いいよ。その引き出しに
入っているよ」と。

 するとその研修生は、「ここぞ」とばかり、つぎつぎと
引き出しをあけ、奥の奥まで、調べ始めたという。
「まずい」と思って、義兄はそれを制止しようとしたが、
義兄の言うことなど、無視。
その研修生は、書類をコピーし、
それをもって帰っていったという。

 「そうい事件がいくつか重なってね、それ
以後、会社のほうから、重要な書類は研修生に
は見せないようにという指示が出たよ」と。

 当時(今から20〜30年前)、全国津々浦々、
村レベルにまで、韓国の産業スパイがいた。
「いた」というより、はびこっていた。
韓国政府は、国策として、それをしていた(?)。
私がここに書いたことがウソでないことは、
韓国の現在の産業構造を見ればわかるはず。

 電子産業に始まり、造船、鉄鋼、自動車……。
すべて、当時、日本が先導していたものばかり。

●日本は甘い

 一歩、日本の外に出れば、そこは海千山千の世界。
無法地帯。
それに比べて、日本は、守備が甘い。
液晶テレビにしても、プラズマテレビにしても、
はたまた有機液晶テレビにしても、製品のほうは、
外国で先に生まれる。

 今度はTOSHIBAが、裸眼3Dテレビを開発したというが、
恐らくそれも、外国で先に製品化されるだろう。
そういう現実を見せつけられると、「いったい、この
日本は何をしているのか!」となる。

 あるいは中央省庁あたりにも、スパイが入り込んで
いるのかもしれない。
彼らはいつも先手、先手で、日本の技術を盗んでいく。
「いいのか、日本!」と叫んでも、空しい。
その声は、どこにも届かない。
日本には、スパイそのものを取り締まる法律がない。
産業スパイなどは、まさに野放し。

●団塊の世代

 「団塊の世代は、そういう意味でも、たくましいね」と私。
「今の若い人たちを見ていると、みな、うさぎみたい」とも。
やさしいというか、ナヨナヨしているというか……。
飼いならされた猫か犬のよう(失礼!)。
少なくとも、団塊の世代には、そう見える。

 先週から今週にかけて、韓国ではこんな事件が起きた。
まずアップル社(アメリカ)が、韓国のサムスン社を
訴えた。
特許権侵害で、である。
が、これに対抗してすかさず今度は、サムスン社がアップル
社を訴えた。
特許権侵害で、である。
長い間、アップル社とサムスン社は、共存関係にある。
それでもたがいに、そういう形で、火花を飛ばす。

 それが世界のやり方。
が、この日本はどうか?
TOYOTAにしても、プリウスの急加速問題は、結局は
濡れ衣だった。
莫大な損害を被った。
が、そのあとTOYOTAが、アメリカ側を訴えたという
話は聞いていない。

●とどめの一発

 寝る前にワイフがこう言った。
「日本の高度成長は、団塊の世代とともに始まり、
高度成長は、団塊の世代とともに、終わったのね」と。

 たいへん悲観的な見方だが、今回の3・11震災は、
とどめの一発になった。
本来なら、日本が高度成長期にある、そのときに、
今の時代の準備をしておくべきだった。
夏の終わりには、秋が来る。
冬も来る。

 が、この日本がしたことといえば、収入の増加を
見込んで、ぜいたくのし放題。
無駄遣いのし放題。
借金に借金を重ね、自ら、身動きできなくしてしまった。
結果、3・11震災の復興資金さえ、ない!

一家の家計にたとえるなら、稼ぎ柱の父親が病気で
倒れた。
が、妻は相変わらず趣味三昧。
息子と娘は、ドラ。
借金の返済だけで、四苦八苦。
治療費など、どこにもない。
そこでまたまた借金!

●バッド・モーニング

 まあ、考えてみれば、どれもこれも政治が悪い。
政治家が悪い。
しかしもっと悪いのは、そういう政治しかできない
政治家を選らんだ私たち。
私たち庶民。

 が、さらに言えば、私たちは思考力を失ってしまった。
つまり思考力の欠如。
そこに(おかしいもの)があっても、「おかしい!」と
それを見抜く力さえない。
だから声もあげない。

たとえばこれだけ不公平社会が蔓延していても、
いまだに野放し。
去年も、あのJ社(航空会社)の退職者たちが、45〜47万円(月額)の
年金を受け取っていたことが発覚した。
たまたまJ社の破綻がきっかけで、それが明るみになった。

 J社は言うなれば、半官半民のグレイ会社。
そんな会社でも、そう。

●増税?

 ……数日前も、郊外の道路を走っているとき、
中央分離帯の草刈をしている光景を見かけた。

 前後に車が数台。
10〜15人近い作業員が、草刈をしていた。
市の仕事を請け負う、どこかの下請け会社(=天下り先会社)
の作業員たちなのだろう。
一見、のどかな光景。
が、それを見たとき、私はこう思った。
「国家危急の、どうしてこんなときに、草刈なのか!」と。

 そんなお金があるなら、東北へ回せばよい。
そんな人員がいるのなら、東北へ回せばよい。
どうしてこの日本では、「国」として、そういう行動が、
機敏に取れないのか!

 ……こんなことをしていたら、この日本は、本当に
破産するぞ!
そういう危機感が、まるでない。
緊迫感もない。
今度の震災についても、政府は財源を増税でまかなおうとしている。
つまり借金。
ふつうなら、支出(無駄な土木建設費、人件費)を減らす。
減らした分を、復興費に回す。

 年金にしても、そうだ。
今やその不公平感は、頂点に達している。
が、これも結局は、思考力の欠如が原因ということになる。

 ……とまあ、話がどんどんと脱線していく。
ものの見方が、過激。
プラス、グチ。

これも、あの悪夢が悪い。
そのため今朝は、気分も悪い。
が、悪夢が原因で、こんな文章を書いたのか。
それとも現実が悪いので、悪夢を見たのか。

●4月23日

 ともかくも、今朝は、こんなエッセーで始まった。
外は、相変わらず、雨。
降り方が激しくなった。
英語なら、「グッド・モーニング」ではなく、
「バッド・モーニング!」と言うべきか。

 みなさん、おはようございます。
今日も始まりました。
ワイフも起きてきました。
今日も、がんばりましょう。
がんばるしか、ないのです。

2011年4月23日朝記。


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