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はやし浩司
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最前線の育児論                  


【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●新しいカメラ(FUJIFILM 3Dカメラ)

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このところ、どうも気分が重い……ということで、
新しいデジタルカメラを買った。
気分転換には、この方法が効果的。

買ったのは、FUJIFILMの「FINEPIX REAL 3DW3」。
「3D」という文字からもわかるように、「立体映像撮影カメラ」。
日本で(もちろん世界で)、ゆいいつの3Dカメラという。

評価は2つに分かれる。
「すばらしい」と評価する人。
「つまらない」と評価する人。
画像を見ていると、船酔いに似た症状が起きて、気持ち悪く
なるという人も多い。
たしかにそうだが、しかし見るときのコツさえ身につければ
何でもない。
カメラを固定する。
見る位置と角度を固定する。
その位置で、コマ送りに、画像を見る。
で、私の評価は、「すばらしい!」。
少し慣れれくると、2Dカメラの画像が、つまらなく思えてくる。

で、歩きながら見るとか、フワフワした状態で見てはいけない。
頭がクラクラする。

価格は、A社(ネットショップ)で、3万5000円前後。
なにしろ画像を映す、有効画素数がすごい。
1017万画素。
ふつうのデジカメの2倍以上。
その分、画像が美しい。
もちろんハイビジョン映像も、動画で撮影できる。
毎日、あちこちで立体画像を撮り、それを楽しんでいる。

……ということで、ここ数日、かなり気分がよくなった。

2011年3月25日

+++++++++++++++++++++++++++

【BW幼児教室】byはやし浩司

今日は、幼児クラスで、(1)筆算、(2)三角形の面積、(3)100を超える数を、
教えてみました。
結果は、ご覧の通り。
「幼児に筆算!」と、驚かれる人は、(疑問に感じられる人も)、まずこのYOUTUBE
をじっくりと見てほしい。
その上で批評してほしい。
子どもたちの笑い声+可能性に着目してほしい。








Hiroshi Hayashi+++++++March. 2011++++++はやし浩司・林浩司


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【幼児と笑おう】はやし浩司 2011−03−28

++++++++++++++++++

今日は3月、最後のレッスン。
年長児に「筆算」を教えてみました。
少しハメをはずしました。
どうか、お笑いください。

なおもっと見てくださる人は、
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
より、
「BW公開教室」へ、お進みください。

+++++++++++++++++++

【2/4より】


<iframe title="YouTube video player" width="480" height="390"
src="http://www.youtube.com/embed/DebNSV6ngX8" frameborder="0"
allowfullscreen></iframe>


【3/4より】


<object width="425" height="344"><param name="movie"
value="http://www.youtube.com/v/yj9ahaKpPS0?hl=ja&fs=1"></param><param
name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess"
value="always"></param><embed
src="http://www.youtube.com/v/yj9ahaKpPS0?hl=ja&fs=1"
type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always"
allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>



Hiroshi Hayashi+++++++March. 2011++++++はやし浩司・林浩司

*The Light House(灯台)

Good evening Mr. xx and ladies and gentlemen.
xx氏および、紳士淑女のみなさん、
It is with a great honor that I can have a speech on such an occasion and in such a place
where I spent my student life in 1970 just 42 years ago.
今私がここでこのような機会に、スピーチできることは、たいへん名誉なことです。
私は今から42年前の1970年に、ここで学生生活を送ることができました。
I used to be a law student here at Melbourne University.
私はメルボルン大学の法学生でした。
But very surprisingly I was only one Japanese student here in Melbourne which had 3
million population.
しかし驚くべきことに、人口300万人のメルボルン市においても、私はただ1人の日本
人留学生でした。
Looking back at those days in 1970, I can firmly be convinced that I had a happiest time
and without any exaggeration I can say now here, that the young days are not the
beginning of the life or the starting line of the life but the goal itself of the life.
その当時の、つまり1970年を思い起こしてみると、私はまちがいなくここでもっとも
幸福な時を過ごすことができたと確信しています。
そして今、つぎのように言うことができます。
つまり青春時代は、人生のはじまりではなく、ゴールそのものだということです。
I mean here that it is a kind of a light-house which stands on a hill, shining the way
which way I should go.
つまりそれは丘の上に立つ灯台のようなものです。
その灯台からの光が、私たちが進むべき道を示してくれます。
I was born in 1947 just after the war, when almost all Japan was burnt out in the war
and then I had no choice but to be a child gang.
私は1947年生まれです。
戦後の、日本中が焼け野原になった時代に生まれ、私はギャングになるしかありませんで
した。
I say that I used to be a very wicked child like other boys and girls of those days.
私は他の子どもたちと同様、たいへん邪悪な子どもでした。
I am not a good man basically or I have never believed myself to be a good man.
基本的には、私は善人ではありませんし、自分を善人と思ったことはありません。
That was the same and that has been the same since I came back from this House.
このメルボルンから帰ったあとも、ずっとそうでした。
But whenever I am and wherever I go, the bright shining light always shines my way to
go.
しかし私がどこへ行こうとも、またいつでも、灯台からの光は、私が進むべき道を照らし
絵tくれました。
I had the highest education here at the house in Melbourne University and the pride for
that always correct my way to go.
私はメルボルン大学のこのハウスで、最高の教育を受けました。
そのプライドが、いつも私の進むべき道を正してくれました。
Of course I have had many difficult times in my life but each time the light house shines
a light for me.
もちろん人生を通して、さまざまな問題もありましたが、そのつど、灯台は私のために光
を投げかけてくれました。
Still I am a tiny man and I haven't done nothing great but I have been proud of myself
that I used to be here and was given the highest education.
私はいまだに小さな人間であり、何一つ偉大なことを成し遂げたわけではありません。
しかし私はここにかつて住み、最高の教育を受けました。
Then therefore I say again here, the life of our young days is not the start line of the life
but the goal itself.
それゆえに私は再び、こう言うことができます。
青春時代は、人生のスタートラインではない。
人生のゴールそのものだということを、です。
The further you may go the nearer you may go back to the young days.
あなたが青春時代から遠ざかれば遠ざかるほど、あなたは青春時代に戻っていきます。
Now you I am sure you are making your own light house on a hill which will shine your
way to go.
で、今、私はあなたがたは自分の将来を照らしてくれる灯台を、ここで作っているのです。
Please make your own beautiful light house here for your own sake.
どうかあなたがた自身のために、あなたの灯台をここで作ってください。

For all these good things we give thanks and ask for blessing on all of you.
Thank you very much.
これらよきものに感謝し、みなさんに祝福あらんことを願います。
ありがとうございました。
Hiroshi Hayashi
a 1970 student of the House


Hiroshi Hayashi+++++++April. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【今日・あれこれ】(3月26日)

++++++++++++++++++

テレビに出演したことがある人なら、
みな、よく知っている。
とくに討論的な番組ではそうである。
最初にディレクターから、いろいろな
注意を受ける。
「政治的な話は避けてください」「文科省の批判は
避けてください」とか、何とか。
生放送では、とくにそうである。

今回の震災、それにつづく原発事故ニュースでも、
それを強く感ずる。
恐らく……というより100%、出演者たちは
あらかじめ、こう釘を刺されているにちがいない。
「視聴者を不安にさせるような話は避けてください」と。
あるいは「風説被害を拡大させるような発言には
注意してください」と。

その結果、「事実」が、ねじ曲げられる。

+++++++++++++++++++

●海外の報道

 今回の原発事故について、海外の報道は、かなりきびしい。
すでに「(今回の事故は)チェルノブイリ級」という報道している国もある(フランス)。
あるいは「スイスでも放射能が観測された」という報道もある。
このままでは、福島県程度では、すまない。
……すむはずがない。

成田空港の閉鎖は、時間の問題。
いくら「成田空港は安全です」とアピールしても、成田発の飛行機が、外国では
着陸できなくなる。
その結果として、成田空港は閉鎖される。

すでに香港へ入った貨物船が、洋上で停泊を余儀なくさせられているという(23日)。
これから先、北風が吹くようになれば、東京があぶなくなる。
この静岡県もあぶなくなる。
そういう現実が、まったくわかっていない。

 ……で、こういうのを「風説」というらしいが、ならば聞く。
どうして政府や東京電力は、「事実」をもっと正確に公表しないのか。
ある外国のメディアはこう書いている。

「同心円状に、避難地域、屋内退避地域を決めるのは、おかしい」と。
つまり放射性物質は、同心円状に拡散するのではない。
風向きによっては、ばあいによっては、数百キロ先に放射性物質が飛ぶこともある。

 つねに最悪のばあいを考え、その準備をする。

●Independent Thinker(自分で考え、自分で行動する人)

 恩師の田丸謙二先生は、いつも口癖のように学生たちにこう言っている。
「せっかくいい頭をおもちなのですから、自分で考えなさい」と。
英語では、「Independent Thinker(自分で考え、自分で行動する人)」という。

 今回ほど、この言葉が胸にしみたことはない。
つまり日本人は、自分で考え、自分で行動することが苦手。
田丸先生が、こんなエピソードを話してくれたことがある。

 学生(東大の大学院生)に、ある問題を出したときのこと。
その学生が、田丸先生にこう聞いたという。
「この問題には、解答があるのですか?」と。
そこで田丸先生が、「さあ、わかりません」と答えると、その学生が、こう言ったという。
「解答のない問題など、出さないでほしい」と。

 ここから先は、あくまでも私の推察。
今の今も、関係者による必死の作業がつづいている。
まさに命がけの作業ということになる。
それには頭がさがる。
が、その一方で、テレビに顔を出す保安院の職員や東京電力の社員には、「本気度」が
感じられない。
危機感というか、緊張感が感じられない。
いつも口にするのは、耳障りのよいニュースばかり。

「今朝はxxxxマイクロシーベルでしたが、今はxxxマイクロシーベルにさがっています」
とか、など。
さらに「被爆」したこと自体が、深刻な事故であるにもかかわらず、今朝の報道には、
こうある。

「……千葉市の放射線医学総合研究所へと転院し、入院治療を行うことになりました。全身の
状態に大きな問題はなく、意識も鮮明で、自力で歩くこともできるといいます」(TBS)
と。

 わかりやすく言えば、私たちの「意識」は、作為的に作りあげられていく。
そのためそこに危機が迫っているにもかかわらず、それがわからなくなる。
が、しかし、これがこわい。
つまりこわいのは、風説ではなく、「ゆがめられた意識」。
日ごろから、自分で考え、自分で判断するという習慣が身についていないと、そうなる。

●脳内ストレス

 ところでこんな話。
3・11の大震災以来、私はショック状態になってしまった。
今も、それがつづいている。
ものが考えられなくなってしまった。
文章を書こうとしても、頭の中でまとまらない。
言いようのない不安感。
それがザワザワと、いつも心の中で騒いでいる。
落ち着かない。
原因は、脳内ストレス(脳ストレス)。

 同じストレスでも、それに敏感に反応する人と、そうでない人がいる。
私などは、もともとうつ気質だから、ストレスに弱い。
何かあると、すぐ考えこんでしまう。
悶々としてしまう。
結果として、神経疲労を起こしやすい。

 そこで調べてみると、こんなことがわかった。

 何かのストレスを受けると、免疫細胞が、サイトカインという物質を放出し、
それが脳内ストレスを、増大させるという。

 それと同じような反応が、コルチゾール濃度の上昇など、うつ病患者にもみられる
という(新井康允氏)。

 わかりやすく言えば、健康な人がストレスを受けた脳内の状態と、うつ病患者の脳内の
状態は、よく似ているということ。
つまりもともとうつ病の人は、それだけストレスの影響をモロに受けやすいということ。

今回のばあいは、深刻な災害が外因となり、私をうつ状態にした。
が、これは私たちの年代の者にとっては、たいへん危険なことでもある。
言うまでなく、免疫機能が低下すれば、たとえばがんなどの発生率が、きわめて高くなる。

●茶化す

 そこで私のばあい、テレビの報道はなるだけ見ないようにした。
震災から数日間は、一日中、報道番組を見ていた。
自分でも、どんどんと気がヘンになっていくのが、よくわかった。
何を考えても、ユーウツ。
人を恨んだり、怒ったりした。

で、それをやめた。
「非国民」と思われるかもしれないが、あえて遠ざかった。
あえて映画館にも足を運んだ。
あえて新しいデジカメも買った。
気分は重いが、その重さに敗れたら、自分自身がどうかなってしまう。
それでそうした。

 が、ことは深刻になる一方。
それは先に書いたとおり。
そこでつぎに私がとった方法は、茶化すこと。
自分をごまかすこと。
言うなればブラック・ジョークということになる。
それを口にした。
「福島原発温泉(核燃料プール)、無料で入浴できます」とか、など(ごめん!)。

(もちろん原発事故を喜んでいるというわけではない。
自分の心を防衛するため、やむをえず、そうした。
どうか誤解のないように!)

●正確な情報

 どうであるにせよ、私たち(=私)がほしいのは正確な情報。
たとえば海水の汚染度にしても、示されたのは、福島原発の南側の海のデータ。
海流は南から北へ流れる。
そのため南側のデータは、意味がない。
つまり汚染度が低いのは当たり前。
どうして北側の海のデータは公表されないのか。

 また放射能の測定値にしても、どこか行き当たりばったり。
観測時刻もバラバラ。
たとえば1キロ四方ごとに定点を決め、どうしてそこで連続的に観測しないのか。
またそういう装置や観測システムを、構築しないのか。 

 さらに気になるのは、今回被爆した作業員にしても、報道によれば、「下請け企業の
作業員」ということらしい。
どうして東京電力の職員や社員ではないのか。
研究員ではないのか。
あるいは東京電力の社員は、何をしているのか?
ことの重大さがわかっているのか?

 本当はそうではないと信じたいが、しかし報道などでかいま見る社員の姿を見ていると、
まるで(よそごと)、(他人ごと)。
当初は「想定外の……」という言葉を、連発した。
「やるべきことはします」「言われたことはします」「しかしそれ以上のことはしません」
と。
その上で、今度は「計画停電?」。
「東京電力を追いつめれば、あなたたちだって困りますよ」と。
何かしら私たち国民のほうが、逆に恫喝されているような気分。

 その正確な情報さえあれば、私たちは(私は)、自分で判断する。
まだ本気ではないと思うが、ワイフは、最近、こう言う。
「2、3年、オーストラリアで過ごしてきましょうよ」と。

 いざとなったら、私はそうする。
最後の最後には、そうする。
そういうふうに考えられるようになる。


Hiroshi Hayashi+++++++March. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●3月27日(義兄と話す)

++++++++++++++++++++

このところやや運動量をふやしている。
朝起きるとすぐ、30分のジョギング。
プラス、時間を作って、1〜2時間の
ウォーキング。

体は快調……というより、空腹感+眠気が
交互に襲ってくる。
夜は朝まで、ぐっすりと眠られる。
おかしなもので、睡眠時間をしっかりと
とればとるほど、日中、ぼんやりとした
気分になる。

これはどうしたメカニズムによるものなのか。

+++++++++++++++++++++

●義兄

 昨夜は義兄と、4〜5時間、話し込む。
話題はもっぱら、原発事故。
以下、そのときの話の内容をまとめてみる。

(1)東京電力が被害者ぶっているのは、許せない。

 東京電力は、今でも、「想定外の……」という言葉をよく使う。
今回、放射能で汚染された水が流出したことについても、「想定外の……」と。
便利な言葉だ。
その一言で、すべての責任から逃れることができる。

 その一方で、東京電力は言うなれば、超一流企業。
年間の売り上げだけで、4兆円。
全国各地に、これまた超豪華な保養所や社員寮をもっている。
その保養所だけでも、20数カ所。
が、その東京電力が、避難した人たちを受け入れたという話は、まだ聞いていない。
どうしてだろう?

 加えてあのタレントたちの話になった。
ボランティア活動やアフリカ難民救済運動の必要性を、先頭に立って説いていた、
あのタレントたちである。
自分たちは、超の上にさらに超が2つつくような、超・超豪華な邸宅に住んでいる。
そういうタレントたちが、今、何かのボランティア活動をしているという話は
まだ聞いていない。
どうしてだろう?

(2)「今すぐ人体に……」

 もうひとつわけのわからない言葉がある。
「今すぐ……」という言葉。
「今すぐ人体に影響が出る数値ではありません」と。

 そういうあいまいな言い方を耳にすると、私はすかさず、こう思ってしまう。
「今すぐでなければ、いつなんだ」と。

 昨日(3/26)、あのチェルノブイリ事故の現在の様子が、テレビで報道されていた。
25年前に、ウクライナで起きた原発事故である。
そのチェルノブイリから60キロほど離れたところにある、小さな村が、紹介されていた。
その村は、今でも、立ち入り禁止地域になっている。
が、村を訪れると、まばらだが人が住んでいた!
ある村人は、レポーターの質問に対して、こう答えていた。

「放射能は問題ありません。もう消えました」と。
60歳前後の男性だったが、明るく笑っていた。
手には放射能測定器をもっていた。
 
が、つぎのシーンを見て、私は驚いた。
その村には病院がひとつある。
何とその病院には、放射能障害でいろいろな病気になった乳幼児が、ズラリと並んでいた。
ズラリ、とである!
今の今でも、である!

 つまりこれが日本の近未来像と考えてよい。
放射能は、人間のDNAレベルにまで影響を与える。
「与える」というより、「DNAを狂わす」。
「今すぐ……」ではないとしても、そうした問題が、この先、少なくとも25年はつづく。
つぎの、そのまたつぎの代までつづく。

 福島第一原発の処理が遅れれば遅れるほど、被害は大きくなる。
未来に向かっても、被害はより長くつづく。

(3)風説被害?

 政府は「風説」という言葉をよく使う。
「風説には惑わされないように」とか、「冷静に判断して」とか。
今朝もNHKの報道番組の中で、解説委員の1人もそう言った。
「政府の言うことを信じて、行動してください」と。

 まことにもって、権威主義。
これを権威主義と言わずして、何という。
戦時中の大本営発表と同じ。
言い換えると、これほどまでに国民をバカにした話はない。
私たちは正確な情報さえ与えられれば、自分で考え、自分で行動できる。
その情報も与えないで、なにが風説だ!
政府の言うことを信じていたからこそ、こういうことになったのではないのか。

(4)経済破綻

 震災直後、日銀は38兆円という現金を、市中にばらまいた。
言うなれば、日本経済に電気ショックを与えた。
が、その効なし。
円は、一気に円高に向かった。
つまり円が、日本国内に逆流し始めた。

「もうだめだ!」と思ったその直後、先進各国が、円売りの協調介入をした。
日本経済は、崖っぷちから一度は落ちた。
それを協調介入という方法が、救ってくれた。
が、いつまでもその効果がつづくわけではない。
仮に原発事故の処理が長引けば、そのとき日本の命運は決まる。

 横に座っていた義姉が私にこう聞いた。
「経済破綻したら、日本はどうなるの?」と。

私「札が紙くずになるということです」
姉「……いつごろ?」
私「今までの常識からすれば、ある日突然、です」
姉「突然?」
私「1日か2日で、命運が決まります」と。

 経済破綻、つまりデフォルト(債務超過)の恐ろしい点は、ここにある。

●幻想の崩壊

 ……というわけで、明るい話はしなかった。
しかしたがいに愚痴を言いあうことで、かなり気分が楽になった。
義兄はこう言った。

「今ね、日本中でみな、こんな話をしているんだろうね」と。

 ……いろいろな考え方があるだろう。
希望論、悲観論、楽観論などなど。
が、今、日本は戦後、最大の危機を迎えつつある。
それだけは確か。
義兄はこう言った。

「ぼくらは、終戦直後のあの日本をよく知っている。
みな、貧しかった。
それを知っているから、日本の繁栄など、幻想のようなもの。
それがよくわかる。
その幻想に、みなが酔いしれた。
とくに若い人たちが、ね。
豊かな生活を見ながら、それが当たり前と思い込みすぎた。
今、その幻想が崩れつつあるのではないのかな」と。

私「日本は再生するでしょうかね」
兄「再生するよ」
私「そうだといいですね」
兄「でも、今度は日本人が、中国やブラジル、インドに出稼ぎに行くような時代に
なるだろうね。頭をさげて……」
私「東京が避難地域になったら、そうなるでしょうね」と。

 さあ、がんばろう!
がんばるしかない!
ともかくも、日本を再生させるしかない!
このまま日本を沈没させてたまるか!

2011年3月27日朝記


Hiroshi Hayashi+++++++March. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●KIARAリゾート&スパ浜名湖(はやし浩司 2011−03−27)



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今夜は、浜名湖の北にある、KIARAリゾート&スパ浜名湖
(053−528−0130)に一泊。
友人が招待してくれた。

景観よし、食事よし、サービスよし。
さらに部屋も最高の5つ星。
文句なしの5つ星。
★★★★★。
「浜松にも、こんなすてきなホテルがあるんだ!」と。
ワイフも私も、驚きの連続。
プラス、大満足。
「料金も高いだろうな・・・」と、何度もため息が出る。
同時に、招待してくれた友人に申し訳なく思う。

++++++++++++++++++++++++++++

●KIARAリゾート&スパ浜名湖にて

 ワイフはベッドですでに熟睡している。
静かな寝息が聞こえる。
私はホテルのデスクで、パソコンに向かう。
この文を書いている。

 浜松でもいろいろなホテルに泊まってきた。
しかし前書きにも書いたが、これほどのホテルは、はじめて。
ほかに知らない。
昨年(2010年)の秋にオープンしたとか。
すべてが真新しい。
清潔。
バスルームは、全面ガラス張り。
トイレも部屋へ入ると、自動的に点灯、かつ便器のフタが自動的にあがる。
(自動的にフタがあがるのだぞ!)
あとは一事が万事。
スケールこそ小さいが、沖縄で泊まったロアジールホテルに勝るとも劣らない。
「すごい!」の一言。

●休眠状態

 せっかくこういうホテルに泊まったのだから・・・と、意気込む。
何か書きたい。
ここにふさわしいことを書きたい。
が、肝心の脳みそは、休眠状態。
ショック状態から立ち直ったと思ったら、このザマ。
何たるザマ。
大震災以来、調子が狂ってしまった。

夕食には3時間もかけた。
友人との話がはずんだ。
その様子はビデオに収めた。
明日にでも編集し、YOUTUBEにUPする。

 ……ということで、今日はここまで。
ゆっくり心身を休め、明日からの仕事に備える。

N先生、招待、ありがとうございました。
最高のホテルでした!!!


Hiroshi Hayashi+++++++March. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●山荘にて

+++++++++++++++++++

久しぶりに山荘へやってきた。
2011年4月10日、日曜日。
時刻は午前6時30分。
雨戸を開けると、まっさきにウグイスの声。
ホーホケキョと、飛び込んできた。
空は快晴。
明るいライトブルーの空が、空一面に
広がっていた。

+++++++++++++++++++

●映画『ザ・ライト、エキソシストの真実』

 昨日の午後、義兄にオーストラリアのみやげを届けた。
その前に、近くの劇場で、映画『ザ・ライト、エキソシストの真実』という
映画を観てきた。
簡単に言えば、悪魔払い(=エキソシスト)の映画。

 まあ、何というか、この種の映画には免疫性ができている。
つまりこの種の映画は、見慣れている。
(はじめて『エキソシスト』という映画を観たときは、こわかったが……。)
途中で、バカバカしくなってしまった。

最初に、「この映画は、現実にあったことにinspired(=ヒントを得て)
制作されました」という断りが表示される。
翻訳のほうでは、たしか「事実に基づいて・・・」とあった(?)。
誤訳というより、意図的なインチキ。
私はそう感じた。

だいたい悪魔だの何だの、そんなものがいるはずがない。
もしいるとするなら、どうしてこの日本にはいないのか?
キリスト教国にだけ、神がいる。
おまけとして、悪魔がいる。
が、この日本には、いない。
どうして、この日本には、いないのか?
悪魔も国を選ぶということなのか?

もし日本にいるとしたら、キツネ。
キツネつき。
英語で言えば、「fox possession」。
私が子どものころには、いたぞ!

 キツネが乗り移ったとか、キツネそっくりのしぐさをする。
両手を体の前で丸めて、座ったまま、そこらをピョンピョンと跳び回る。
が、こうした獣信仰は、日本だけのものではない。
世界中にある。
国によって、何を信仰するかは、みな、ちがう。
ゾウやワニなど。
それこそ何でも、ござれ!

 星は2つの★★。
期待はずれ。
最初の10分ほどで、結末が予想できてしまった。
また予想通りの展開で、映画は終わってしまった。

●仏教vsキリスト教

 私が悪魔なら、人間の世界など、相手にしない。
人間が、猿が島に住む、猿たちを相手にするようなもの。
そんな時間とエネルギーがあったら、もっと別のことに使う。
それをワイフに話すと、ワイフはこう言った。

「悪魔も、人間に近いところにいるんじゃナ〜イ?」と。
つまり人間も悪魔も、それほど、ちがわない、と。
ナルホド!
 
しかし仏教とキリスト教の根本的な違いは、ここにある。
仏教では、それぞれの人の心の中に、善(仏)と悪(邪)があると教える。
キリスト教では、人間の外に、神(善の集合体)と悪魔(悪の集合体)
がいると教える。
 
 わかりやすく言えば、心の中と心の外。
そのちがいが、仏教とキリスト教のちがいということになる。
異論、反論もあるだろうが・・・。

●思想の自由

 話はそれたが、私が悪魔なら、人間など相手にしない。
神にしてもそうだ。
私が神なら、人間など、相手にしない。
猿が島の猿たちに、善や悪を教えて、どうする?
どうなる?
悪魔についても、同じ。
猿が島の猿たちに乗り移って、猿たちを苦しめて、どうする?
どうなる?

 が、私たち人間は、どういうわけか、相手にされている。
ということは、つまり神にせよ、悪魔にせよ、かなり人間に近いということ。
「神は自分に似せて人間を創った」(旧約聖書)ともいう。
その反対でもよい。
神にせよ、悪魔にせよ、人間によって創られた(?)。

 どちらであるにせよ、私なら断る。
いくら近くても、断る。
「人間の世界へ入れ」と言われても、断る。
たとえば今、(そんなことはありえないが)、北朝鮮から招へいを
受けたとする。
「貴君を、政府高官に迎えたいから、我が国においでください」と。

 あんな国へ行って、窮屈な思いをするくらいなら、断る。
あんな思想の自由のない国へ行って、どうする?
どうなる?
いくら貧しくても、(=地位がなくても)、今の方がずっと楽しい。
こうして好き勝手なことを書いている方が、ずっと楽しい。

●静かな朝

 それにしても静かな朝だ。
窓の外に広がる山々の木は、まるでスティール写真のように、動きを
止めている。
小枝一本、揺れていない。

 先ほどワイフが起きてきて、こう言った。
「オーストラリアの空気は乾いていたけど、こっちの空気は、湿っぽいわね」と。

 ・・・森というのは、フィルターの役目もしている。
言うなれば、天然の、巨大なマスク。
たとえば仮に放射性物質が飛遊していたとしても、森の木々が、それを浄化
してくれる。
言うまでもなく、森の木々も、呼吸をしている。
その呼吸によって、空気が浄化される。
もちろん乾いた空気より、湿った空気のほうがよい。
水の粒子には、それ自体に、吸着力がある。

 目の前には、その森が深々と広がっている。
それを見ていると、ほっとするような安心感を覚えるのは、そのせいか。

●「週刊現代」(今週号)

 そう言えば、おととい、「週刊現代」(今週号)という週刊誌を買ってきた。
いろいろな記事を読んできたが、今回ほどそら恐ろしさを覚えたものはない。
原発事故が最悪の状態になったら、どうなるか。
それについての記事が、ずらりと並んでいた。
要するに、東京以北、本州には、人がだれも住めなくなるかもしれない。
そういうこと。
読んでいるうちに気分が悪くなってしまった。

 というのも、放射能汚染は、その「地域」だけの問題ではない。
「世代」を超え、この先、何10年もつづく。
チェルノブイリでも罪のない子どもたちが、影響を受けている。
今の今も、その影響で苦しんでいる。
それが心配。

●欲望vs電力

 ・・・で、もし悪魔がいるとするなら、人間の「欲望」こそが、悪魔。 
とき図らずも今、「節電」が、話題になっている。
この夏、電力不足が予想される事態になっている。

しかしその一方で、無駄に消費されている電力も、多い。
その「無駄な部分」が、「欲望」と結びついている。
飛躍した考え方に思う人もいるかもしれない。
が、それがわからなければ、夜の繁華街を歩いてみることだ。
光々(=煌々)と輝く夜の街。
その間を意味もなくたむろする、男や女たち・・・。

●質素な生活

 「節電」・・・おおいに結構。
大賛成!
とりあえずコンビニの24時間営業は、やめたらよい。
照明も、半分、あるいは3分の1にしたらよい。
欲望の肥大化と電力の消費量とは、比例関係にある。
欲望が肥大化すればするほど、エネルギーの消費量は多くなる。
その結果が、原子力発電所ということになる。

 私たちは限られたエネルギーの中で、質素に暮らす。
そのあたりから、もう一度、考え方を改める。
生活を組み立てなおす。

●アデレードで

 アデレードの町に入る前に、友人が、Mt. ロフティ・サミット(頂上)
へ連れていってくれた。
そこからはアデレードの町が一望できる。
近くには、自然動物公園があって、コアラなどを抱かせてくれる。

 その山から下の方をみたときのこと。
あちこちで野焼きをしているのを知って、驚いた。
たき火ですら厳禁のオーストラリア。
そのオーストラリアで、野焼き?
しかも煙は、あちこちの山の中から起きている。

 それを友人に聞くと、こう話してくれた。
「今のうちに、背丈の伸びた雑草を燃やしておくのだ」と。
つまり山火事(ブッシュ・ファイア)の予防策。

 が、この日本では、そういうことはしない。
その理由が、「乾いた空気」と「湿った空気」ということになる。
日本では空気が湿っている。
その分だけ、山火事が起こりにくい。
オーストラリアのようなさわやかさはないが、山火事の心配はしなくてすむ。

 どちらがいいかと聞かれれば、当然、日本のほうがよい。
もし山火事が起きれば、この山荘など、ひとたまりもない。
ワイフの言葉を聞いて、そんなことを考えた。

 ・・・そのワイフが朝の散歩から帰ってきた。
「うちの桜は、6分咲きね」と。
見ると、つくしをたくさん、手にもっていた。
家に帰って、それを料理するつもりらしい。

 今日も、こうして始まった。
みなさん、おはようございます。
(はやし浩司 2011−04−10)

(今日の予定)

 午前中に、湖西の友人宅を訪問。オーストラリア旅行の報告。
午後は、県議会議員選挙の投票。
夕方からは、明日からのレッスンの教材づくり。


Hiroshi Hayashi++++++++APRIL 2011+++++++++はやし浩司

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 はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【福島県・宮城県のみなさんへ】
Japanese Folk Songs in Fukushima & Miyagi-pref.

++++++++++++++++++

いつかすぐ、また元気な歌声を
聞かせてください。

今度は、みなでいっしょに
歌いましょう。

++++++++++++++++++

●福島県民謡より「新相馬節」(A beautiful folk song in Fukushima)




●福島県民謡より「会津磐梯山」



●福島県民謡「相馬盆歌」



●宮城県民謡「大漁唄い込み」(A most well-known folk song of Miyagi in Japan)



●宮城県民謡「長持唄」



●宮城県民謡「斎太郎節」



●宮城県民謡「お立ち酒」



Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●日本の歌「ふるさと(故郷)」



●日本の歌「ふるさと(故郷)」



Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●私たちは負けない!(We shall overcome)



Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●福島県、宮城県のみなさんへ

 今の私は、福島県や宮城県の民謡を、涙なしには
聞くことができません。
そんな人間が、浜松市にもいることを、どうか
忘れないでください。

                  浜松市    はやし浩司 













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【BW幼児教室】byはやし浩司 今日は、幼児クラスで、(1)筆算、(2)三角形の面積、(3)100を超える数を、 教えてみました。 結果は、ご覧の通り。 「幼児に筆算!」と、驚かれる人は、(疑問に感じられる人も)、まずこのYOUTUBE をじっくりと見てほしい。 その上で批評してほしい。 子どもたちの笑い声+可能性に着目してほしい。






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